3/12夜公演、印象深かったこと | ■RED AND BLACK■レ・ミゼラブル2015日記

3/12夜公演、印象深かったこと

下に書いたバルジャンとジャベールの話のほかに、心に残ったこと。

・岡ジャベールの「スターズ」、信念に満ちたスキのない世界を作り上げている。何度も聞いて何度もすごいと思ったが、足元からしびれるような感覚に襲われたのは初めて。クラシック用のホールで、生声で聞かせてはくれないだろうか。

・「夢破れて」で涙がにじんだ。この日の井料ファンテーヌ、哀れさ、はかなさが、か細い体からあふれ出ていた。こう感じるのは、前回公演から1年半、自分も少し人生経験を積んだせいもあるのかな。

・東山アンジョルラス、2003年の主要キャストに混じると動きや声が固くてはらはらするのだけれど、学生だけのシーンでは仲間を鼓舞する使命感が際立っていた。これも、阿部グランテールや中右フイイといったベテラン役者が脇をしっかり締めていたからだろう。特にフイイのソロ「悔いはしないな、たとえ倒れても…」で、一気に学生たちに感情移入してしまった。