それで今週、上原アンジョを観てどうだったのか | ■RED AND BLACK■レ・ミゼラブル2015日記

それで今週、上原アンジョを観てどうだったのか

21日に上原アンジョを観たけど 一言で印象を表すことができなかったから、今週も観て、いまの彼を象徴する言葉を探してみた。

……わからん。

一連の演技の中でときどき「混じり気」を感じる場面があるから、上原アンジョらしさがもやもやと紛れて見えなくしまうのかもしれない。はっきり書いちゃうと、ABCカフェのシーンでそれが顕著なように思う。

少し前に観たときは「♪自分のことより~」で一生懸命マリウスを説き伏せる仕草に岸アンジョの兄貴っぼさが 入ってるなと思ったけど、今週観たら「♪鬨の声 空に届こう」で空中を指すポーズが原田アンジョ そっくりで、あの青白い若さがフラッシュバックした。

過去のアンジョ役者と同じ動きなのは、別にいい。だけど同じ印象で終わるのは、物足りない。だって、上原アンジョ色に塗り返された世界に観客は生きているのだもの。

小言を並べたけど、原作読みながらアンジョルラスのシーンでイメージを重ねるのは他の誰でもない上原アンジョだし、舞台観て心の震えが止まらないのも上原アンジョ。完成されてないけど、好きだ。そうか、「未完成という魅力」こそ、いまの彼にふさわしい言葉なのか。