6/7ソワレメモ | ■RED AND BLACK■レ・ミゼラブル2015日記

6/7ソワレメモ

●一番書いておきたいのはアンジョの死の直前、グランテールとの場面のこと。撃たれたマリウスのそばを離れ、砦を再びかけ上がっていく直前、グランテールと向き合った上原アンジョルラス、彼に何か言葉をかけていたよね。だって唇が言葉のかたちに動いていたもん。具体的に声をかけているアンジョは初めて見たから、こちらもびっくりして思考と視線が止まったわ。何て言ってたんだろう……あえて想像しない。



●ラブリィレイディの「そよ風」!!(笑) 宇部フイイが「♪そよ風 吹いてもおったつぜ」で見せつけているところめがけて、向かいにいた田村ブリジョンがフッと息をふきかけてやってそよ風吹かせてるの。いいわ~。今期のこのシーン、どの役者さんも熱入ってて面白いんだけど、今日の演技が一番ウケた★★

●上原アンジョ、自信がみなぎってきたね。どのシーンでも。ABCカフェでもワンデイモアでも、「最初から笑顔エンジン全開」というのとは違って、「だんだん笑みが満ちてくる」のが彼の心の有り様を映しているよう。

●今期ラスト今×今を目に焼き付ける。あんなに緊迫する「対決」って、他にあるか。全編を通して、今井バルジャンのあたたかな父性が今ジャベールの頑な生真面目さをきわだたせ、今ジャベールの脆さが今井バルジャンの無償の愛に生きる強さを浮かび上がらせる。この二人の組み合わせでないと見られない、バルジャンとジャベールのドラマがある。